今日は国公立大の2次試験(前期日程)の実施日だ。私の勤める予備校では主要な大学の入試問題の解答速報や新聞用のコメントを作成して、新聞社に提供したり、校舎に掲示したり、高校へ提供したりする。私も例年通りその作業に参加した。その模様を速報しよう。
作業は予備校の体育館(ほんとにいわゆる体育館をイメージして下さい)に、全教科の講師が集合して行う。中部地区の数学科は「名古屋大・静岡大チーム」と「岐阜大・金沢大チーム」の2つに分かれる。私は岐大・金大チーム。集合予定の12時半より少し前に、昼食を済ませて体育館に入る。会場に活気があふれている。
今年から、昼の弁当がなくなり「昼食を済ませてから集合」になりました。経費節約です。
さて、名古屋大学の入試問題が既に入手されており、名大チームが解き始めている。問題を見せてもらうと、これは易しい。唯一、理系の4番
が、考えさせられる問題だ(Nは自然数)。N=3の場合を考えても、角度シータが0度と120度(240度)で値が違うからな。うまい誘導がついているのでそれが使えれば、サッと解けるのだが。
まもなく、岐大の問題が入手されたので早速見てみる。旧課程時代は難問を並べて名大より難しいと言われた岐大は、昨年の新課程入試から易しくなったのだが、今年は果たしてどうか・・・易しい! 文理共通問題が多くて、どの学部も易しい。医学部は満点近くでの争い必至。旧課程のときはややこしい確率が大好きだったのに、新課程になってからは確率が出題されない。実際に入学する学生のレベルに合わせて、これぐらいの問題で十分に学力が判定できると判断したのだろう。これは生徒に指導がしやすい。
医学部・工学部向けでとりわけ異様に易しい問題(2次関数が簡単に因数分解できてしまう)があり、何だこりゃ?と騒然。しかし、大学に確認し、「Faxのせいで、+を−と誤認」と判明。「医学部向けをわざわざ易しくはしないよな」
岐大の作業を終えて、金大の問題を待つ。旧課程時代は超難問を並べて、得点の低い受験生が続出し「数学が零点でも、他の教科がよければ医学部でも受かる」と言われた金大だが、昨年はやや易化。さぁ、今年はどうか。問題が届いたので見てみると・・・
(この項、続く)
4.12/1998 追記。時機を失して速報にならなくなったので、この項は続きません。m(_ _)m
金沢は難しかったと言いたかっただけなのです。