「本は捨てるもの」というのに気づいたのはそんなに昔のことではありません。「また読むかも知れない」と思って本棚に入れておく本のうち実際に読み直す本など滅多にないことにある日突然気づいてからは、本は読んだ端から捨ててます。
文庫は読み捨てるための本だからもちろん捨てる。ハードカヴァーだって捨てる。電車の中で読むことが多いから読み終わったら駅のホームのゴミ箱にポイと捨てる。駅のゴミ箱はお勧めですよ、自宅のゴミ箱に捨てるとゴミの日に重くなるだけですから。JRのゴミ箱は分別されるようになりましたから、「新聞・雑誌」と書いてあるものへ捨ててます。
もちろん、古本屋が近所にあれば売り払うのがベストでしょうが、うちの近所には残念なことにありません。
ただ、巻末に付いてる参考文献の一覧はしばしば切り取って、ちぎった本の表紙と一緒にホチキスで留めて取ってあります。これは面白い本を探すときの手がかりになることがありますからね。たまに面白い解説が載ってるときも切り取って保存です。例えば、ディーン・R・クーンツ(現在はRをなくしましたね)の「コールドファイアー」(文春文庫)の宮部みゆきによる解説は文句無しの「保存用」です。この本の他の部分は捨てましたが。(^_^)
捨てずに自室の本棚に残る本の条件は
1.数学・物理関係(拾い読みしかしてないことが多い)
2.面白くて書き込み、アンダーラインを引いたモノ
のいずれかを満たすこととしています。本を読むときはシャープペンを持って面白いところにはグリグリ線を引く(私の板書もそうだ)ので、読み終わると「きれい=つまらない」「汚い=面白い」となります。
読書の醍醐味は「捨てる」と「汚す」だと思います。
最近、駅で捨てずに家にもって帰ってきた本があります。橋爪大三郎「はじめての構造主義」(講談社現代新書)です。「構造主義」って名前だけで何のことか全然知らなかったのだけど、著者を信じて(以前読んだ文章が面白かった)買ってみたら、わかりやすい。わかりやすすぎて驚いた。(講義のレジュメも面白い。)
「構造主義」とは、文系の学問に数学の手法・概念を用いるということなのか。例えば、公理とか同型写像とか群とか。これでは教養部の数学だ。
と言うわけで、今日はレヴィ=ストロース(構造主義の親玉)の「野生の思考」を買ってきました。しばらく、遊べそうです。
yahoo.USAで「Levi-Strauss」(レヴィ=ストロース)を検索すると、ジーパンの「Levi Strauss」(リーバイス)の関係のページばかり出てくるそうですが、・・・ホントだ。
☆2.26/1999追記。今日改めて試してみたら「Levi-Strauss」(ハイフン有り)だと該当ページ無し。「Levi Strauss」(ハイフン無し)だとリーバイス関連のニュースばかり引っかかる。「米連邦準備銀行のグリーンスパン議長がリーバイスのレイオフに注目した」(?_?) リーバイスは売れてないのかな。